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文学の体験 近代日本の小説を読む【MIDORI教室】
[講師] 小埜 裕二
曜日・時間:第2(土)13:30〜15:30
森鴎外「舞姫」、樋口一葉「十三夜」、夏目漱石「吾輩は猫である」、芥川龍之介「枯野抄」、志賀直哉「清兵衛と瓢箪」、
宮沢賢治「水仙月の四日」、川端康成「バッタと鈴虫」、太宰治「カチカチ山」など日本近代の名作を解説します。
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平家物語 日本古典への招待 オンライン講座【その他】
[講師] 栃木孝惟
曜日・時間:
古典を読み深める過去への旅は、古典をより豊かなものにすることを目指すと共に、過去から現代を豊かにするすぐれて創造的な営みです。
私たちの父祖・母祖が歩いてきた道筋を、また政争が武力によって決する過酷な時代の人々のありようを、どのように映し出しているか、その一端を見つめます。
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枕草子 ~歴史そのままと歴史離れ~ オンライン講座【その他】
[講師] 三田村 雅子
曜日・時間:2025年4月~9月
『枕草子』は10世紀の終わりから11世紀の始めにかけて成立した不思議な作品です。内容は歌枕のような地名、辞書的な項目、ひねりの利いた皮肉な分類、宮廷女房日記的なものと、多彩ですが、いずれも、中宮定子の女房としての価値観と美意識を背景としたユニークな文章の集成となっています。
今回は、『枕草子』の宮廷日記的な側面に焦点をあてながら、『枕草子』が書こうとした歴史と、他の歴史資料によって想定される事実との落差、隔たりを取り上げ、『枕草子』がいかに、歴史的事実に背き、抗い、独自の世界を構築していったのかを見ていきます。
そのことで、『枕草子』が描こうとした世界の本質を明らかにし、当時の読者にもたらした影響も考えます。『源氏物語』の登場の10年ほど前に登場したこの『枕草子』という作品がどのように享受され、どのような波及効果を生み出したか。それが後々までどのように受け止められてきたかも併せて考えていこうと思います。